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帯状疱疹ヘルペス

1)「帯状疱疹ヘルペス」とは?

帯状疱疹ヘルペスは、みずぼうそうと同じ水痘・帯状ヘルペスウイルスが原因といわれ、顔、胸、腕や腰のどちらか片側に、神経痛に似た痛みを感じ、その数日後 に小さな水疱が帯状(おびじょう)にできます。単純ヘルペスが比較的よく再発するのに対してこちらは普通一生に一度しか発症しません。

 

初発症状は強い痛みや痒み、皮膚の発赤が生じ、やがて数個の特徴的な小水疱が現われます。小水疱はウィルスの感染した神経に沿った形で分布します。症状は一般的に単純ヘルペスよりも重症です。感染が治まったあとでも痛みは数ヵ月から数年続く人がいますが、このような状態を『ヘルペス後神経痛』といいます。

 

 

2)どうして発症するのか?

帯状疱疹ウィルスは単純ヘルペスと同じく、初感染後神経節(脊椎神経節や三叉神経節)に潜伏し、疲労や風邪など全身が弱っている時にウィルスが再び活動を始め発症します。特に老人や免疫の低下している人々に多く発症します。

 

 

3)帯状疱疹ヘルペスによる眼の病気は?

三叉神経節に潜伏していた帯状疱疹ヘルペスが風邪などにより活動を始めると眼の周りの皮膚、瞼、場合によっては眼球を侵します。眼球が侵されると角膜潰瘍、眼球運動障害、ぶどう膜炎(眼球のなかに炎症がおこる、ぶどう膜炎のページ参照)などをおこします。角膜潰瘍では視力低下、目やに、充血、流涙などの症状 が、眼球運動障害では複視(1つのものが2つに見えたりする)が生じます。

 

 

4)帯状疱疹ヘルペスの治療は?

特効薬は単純ヘルペスと同じくゾビラックスで、目の治療には軟膏をつかいます。眼内に炎症が起こっている場合には内服や点滴も使います。時に炎症がひどいばあいには、ステロイド剤を併用することもあります。ただしほかの感染症との鑑別が難しい場合があるためできるだけ専門家の診療をうける必要があります。

 

 

5)なぜ眼科検診を受けることが大事なのでしょう?

眼の病気はどの年齢でも発症します。多くの病気は大きな障害を残すようになるまで自覚症状として現われません。しかし、ほとんどの病気が早期に診断され治療を受ければ、重篤な視力障害を残すことなく治癒するため、定期的に眼科検診を受けることは非常に大切なことです。

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